金属加工を試作・本生産問わず1個から製作を請け負っている業者はそれほど多くありません。フィリールでは金属と樹脂のあらゆる切削・精密部品加工依頼を受注。まずはお問合せ下さい。
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金属加工試作・本生産問わず1個から依頼できるところは少ない
金属加工を製作所に依頼するにあたって、試作加工や本生産に関わらず、1個から受注する業者は実はそれほど多くありません。ホームページ上では1個から受注可能と謳っていても、実際は「いま工作機械が空いていないから」、「1個だと単価がかなり高くなるから辞めた方がいい」などと理由を付けて断ることがほとんどです。
金属加工の流れ。1個から依頼すると採算が取れない事情
金属の切削加工を製作所に依頼すると、切削以外の加工工程は委託業者に持ち込むことになります。「全部1つの工場でやってくれるんじゃないんだ」と誤解される方も多いのですが、原則金属加工は1つの工場で整備できる工作機械には限界があるため、横のつながりを活かして製品化までの道のりをクライアントと進むことになります。
ただし、金属加工を1個から依頼する場合、切削のみであればコストはそれほどかかりませんが、試作加工のようにそれ以外の工程も含める場合、提携先へ委託する際の運搬費用や梱包費用、事務手数料等が発生して、どうしても割高となります。そのため、1個とロットで必ず見積り価格で違いが発生してしまいます。
金属加工を1個から依頼するときは「納期」を確認する
「1個だけだから納期は早いでしょ」と考える人も多いかもしれません。例えば汎用旋盤で簡単にできる切削精度であればいいのですが、高い精度が要求される精密加工の場合、常に工作機械はフル稼働ですし、小さな町工場では対応できる工作機械を持っていないところもあります。
ロット依頼の場合はある程度納期を融通してくれるかもしれませんが、1個のみでは他の依頼が優先され、たったの1個にも関わらず、いつまで経っても加工の順番が回ってこない、なんてこともあります。
そのため、例え1個の金属加工であっても、納期の確認は怠らないようにしてください。
金属・樹脂の材料販売をしている製作所に依頼すれば1個から安くしてくれる
1個から金属加工を安く依頼したい場合は、「金属・樹脂の材料を販売している製作所を探してみる」ことをおすすめします。
近年は新型コロナや歴史的な円安等を背景に、物流価格や金属・樹脂素材価格が例を見ないほど高騰しています。金属素材に関しては、希少金属だけではなく世界中でありふれたアルミニウムやステンレスでさえ生産が追い付かずに供給不足となっています。樹脂ではフッ素樹脂が主に供給が追い付いていません。
そのため、大手の販売店や商社であっても材料・素材の調達が困難となり、全体価格の値上がりはもちろん、種類によっては販売休止をしているところも見かけるようになりました。
もし現時点において金属・樹脂の材料販売を積極的に行い、なおかつ相場よりも安い価格で提供しているのであれば、独自の海外調達にある程度成功していることが考えられます。
そのため、1個からの金属加工依頼であっても、十分な金属素材の在庫を保有していれば、材料価格分割安で依頼できる可能性は十分あります。
図面・設計を相談して金属加工のコストダウンを図ることができる
金属加工の製作所に問い合わせをする場合は、手持ちの図面・設計図を送付すると同時に、製作所に図面を見直してもらい、規格が変わらない程度に再度作成してもらうといいでしょう。
製作所の技術者が切削・加工をしやすい図面に書き換えることによって、使う機械チャージや加工費の節約、納期の短縮に繫げることができます。
フィリールでは1個から金属加工依頼を受注。小ロットも歓迎
フィリールでは金属加工工程の内「切削」に強みを持ち、1個から受注が可能です。また、ベトナム・中国・韓国の3か国から金属と樹脂の材料を直輸入しており、商社を介さないため他社では実現できない価格で提供することができます。
また、量産は小ロットでも歓迎です。数十から数百個であれば日本の大阪工場にて加工できますし、コストダウンを求めるなら自社所有のベトナム工場もご提案させていただきます。
1万個以上の大ロットは中国の部品生産工場で加工することにより、大幅なコストメリットを提供することができます。
試作品のご相談も歓迎!1個から製作します
フィリールでは試作品製作のお問い合わせも数多くいただきます。1個からご依頼いただくことができるほか、設計段階から携わることによって、ご希望の予算内で本生産への移行を実現いたします。
試作品は多いときで何十回も加工を繰り返さなければなりませんが、二人三脚で製品化までの道を歩めたら幸いです。