金属加工の依頼を希望する場合、「予算が限られているので、なるべく安さ重視で」という方や、「急遽必要になったから、今月末までに欲しい。納期優先」という方もいます。
いずれも多くいただく依頼は「低予算」と「短納期」ですが、製造業社に依頼する際にポイントを押さえておくことによって、理想の金属加工の依頼を実現することができます。
大阪のフィリールは金属加工の切削から表面処理まで一気通貫で受注できる製造業となります。今回は金属加工を安く短納期で依頼できる方法をご紹介します。
目次
2週間後に必要!金属加工を依頼したいけれど、業者に断られてしまう!
金属加工の依頼を受ける際、まず製造業社が慎重になるのが「新規のお客様」です。工場側としては、「個人なのか法人の依頼なのか」、「小ロットか量産か」、「小ロットでも将来的に量産の可能性があるか」といった要素で見積もりを出し、またそもそも論として案件を受注するか否かを決めます。
例えば金属加工を依頼したい方が、近場の製造工場に持ち込んで「2週間以内に納品してほしい」と依頼します。
もし個人や小ロットしか見込みがないお客と向上が判断したら、工場の中には見積もりを出すどころか、案件自体を断るところもあるでしょう。
「そんな短納期では引き受けられない」というのが工場がよく使う断り文句ですが、実際は中2日あれば作れることがほとんどです。
そのため、短納期で金属加工を依頼したい場合は、「法人で依頼する」、「次の依頼をにおわせる」といったポイントを押さえて依頼をしてみると、案外すんなりと引き受けてくれることもあります。
金属加工を個人でオーダーしたい!工場探しのポイントは?
個人の方が金属加工を依頼するケースも最近は増えてきました。お父さんの日曜大工も昨今は凝ったものが多くなってきました。ホームセンターに行けばプロの技術者もびっくりするくらい品揃えが良いですし、「こんなものも買えるのか」といったニッチな工具まで売っています。
しかし、パイプ曲げやミリ単位の切断や穴あけ、溶接などは個人ではなかなかできませんね。
そんなときは、近くの工場に持ち込みをしたいところですが、工場探しのポイントはどういったものでしょうか。
手書きでもいいので具体的な図面を用意!あとは近くの工場に持っていくだけ
工場側が個人の金属加工のオーダーをなかなか受注しにくい理由の1つが、図面がないからです。
口頭で「ここを穴あけしてくれ」、「この線に沿って切断してほしい」のような依頼の場合、本当にそれで製品が機能するのかどうかが分からないため、あとでトラブルになることを避けてオーダーを断ることがあります。
そのため、個人でオーダーする場合は、手書きでもかまいませんので、図面を作り、できるだけ細かく自分の要望を書き込むのがいいでしょう。
工場に直接持っていく前に、写メを撮ってメールを送り、確認してもらってからの方が確実です。
個人の金属加工の持ち込み依頼は高い?安い?
個人が金属加工の持ち込み依頼をする場合、法人よりもやはり見積りは高くなるのでしょうか。個人でも法人でも加工料金自体は変わりません。しかし、個人の場合は1個や2個の持ち込み依頼となるので、どうしても人件費や梱包費などが高くつきます。
また、凝った金属加工品を依頼する方の中には、メッキや塗装なども求める方がいますが、一般的に切削工場には設備がないので、提携先の表面処理工場に持ち込みます。その際の往復の運搬費もかかります。
金属加工を「安く」オーダーするポイント
金属加工を安くオーダーしたい場合は、「切削だけではなく一から完成まですべてを依頼する」ことです。
なぜなら、金属加工の工場側は、加工工程全体を見て「コストダウンができるポイント」を探します。
切削だけの依頼であれば、コストダウンできる箇所が限られていますので、見積りで融通が利くのは限界があります。
そのため、できるだけたくさんの工程を一つの工場に依頼するのが安くしてもらう重要な要素となります。
金属の切削加工だけの依頼で安くする方法
しかし、場合によっては切削加工だけしか依頼できないケースもあります。その際は、下記を見直してみることによって加工費用を抑えることができるかもしれません。
1.切削加工の工程を単純にする(工程を少なくする)
2.高価な工作機械を使わない
3.短納期を求めない
企業の金属加工の試作品・量産の依頼も大歓迎
弊社フィリールでは試作品の制作依頼も承っております。量産化の道筋を一緒に考えることにより。試作品をクリアしたあとの量産化のコストダウン化の提案をさせていただくことも可能です。
金属加工の試作品を安く・短納期で依頼するコツ
金属加工の試作品を安く短納期で依頼するポイントとしては、「規格品部品を使う」ことです。
メーカーの規格部品であれば大量に仕入れることも難しくありませんし、何よりも安く調達することができます。一から加工をすると切削工程が多くなるので、その分加工費がかかります。
ただし、規格品であっても求める切削に対して複数の工程が発生するようであれば、規格部品の仕入れ単価よりも切削費用が高くつくこともあることは覚えておいてください。
2022年以降は金属加工依頼のコストが上がる!
すでに実感されている企業も多いかもしれませんが、現在、ロシア・ウクライナの紛争問題、及び新型コロナの影響を受けて、金属素材の調達が一部で困難となっている他、日本への供給量が全体的に減少しているため、金属加工の依頼に対するコストが高くなっています。
この状況は実は2021年秋頃から始まったのですが、それまでは日本国内で保有している在庫で賄うことができていました。しかし、2022年に突入すると、在庫が尽きる工場が続々と現れ、そこにロシア・ウクライナ問題が勃発して金属価格がさらに高騰しました。
他社で断られた金属加工の依頼もご相談下さい
弊社フィリールでは、日本、中国、ベトナムの3か国で金属加工の依頼を受けることができます。いずれも加工工程や難易度、数量を鑑みて最適な提案をさせていただきます。
複雑な工程が絡んでいたり、難削材であったりと、他社に依頼して断られた金属加工のオーダーや、いままで取引していた工場が材料難に遭っていたり、価格が高騰して新規の工場を探している、といった企業担当者も、一度フィリールにお問合せください。弊社独自の調達網を駆使して、安定した価格を実現いたします。
金属パーツの加工依頼にも自信があります。10万個の調達も可能
シャフトやボルト、ナット、パイプといった金属パーツの依頼もフィリールにお任せください。フィリールの代表は、1万平方メートル以上の敷地を持つ中国の巨大部品生産工場の取締役副社長を兼任しています。
延べ550台の金属加工機を導入しており、1万個から10万個単位の量産化も低コストで請け負っております。もちろん金属加工工程においては最大限自動化を取り入れており、品質面に関しても日本人技術者が最初から関与することによって、不良率を最小限に抑えることができます。
海外調達の手続きはすべてフィリールが行います
海外調達の際は、関税を含む通関手続きや海外口座への支払い、港からの輸送が発生しますが、それらもフィリールがすべてを代行します。依頼主のお手を煩わせることがありませんので、基本は日本国内とまったく変わらないシチュエーションで取引させていただくことができます。
金属加工の全工程の依頼を一括で管理。依頼主の労務コストを削減
企業の購買担当者の中には、数十枚の図面を用いて、それぞれ専門の加工業者に金属加工を依頼している人も見受けられます。しかし、これでは目に見えない労務コストが多大にのしかかり、非常に非効率といえます。
弊社では上述したように、日本とベトナム、中国の3か国で金属加工の依頼を請け負うことができるため、数十枚の図面を弊社に丸投げいただき、弊社の方で一括管理をして金属加工をすることができます。
これまでに大手医療・光学・半導体メーカーからお引き合いをいただいており、実績も十分ございます。
大阪で金属加工の依頼ならばフィリールへご相談を
大阪で金属加工の依頼を検討しているならば、弊社フィリールにご相談ください。
個人法人問わず請け負うことが可能な他、提携工場も多数あるため、図面の作成から製品完成まで低予算&短納期のご提案をすることができます。
※図面をお持ちの方は、問合せ時に写真を添付してください。