樹脂の切削加工ではマシニングセンタを使うことが多いです。穴あけや中ぐり・フライスなどを1つの工作機械で24時間自動稼働できるため量産にも向いています。
しかし、樹脂のマシニング加工は技術力と豊富な経験が製作所に求められます。これから樹脂加工の製作所を探している担当者は、是非大阪のフィリールにご相談ください。
目次
樹脂のマシニング加工とは?穴あけやフライスが可能
マシニング加工とはマシニングセンタを使った機械加工となります。マシニングセンタはフライスや穴あけ・中ぐりなどを1つの工作機械で賄うことができ、プログラミングにより工具が自動交換され、24時間無人で加工できるのが大きな特徴となります。
昨今は1台で複数の役割を持つ5軸加工機や複合加工機を整備するのが一般的となりましたが、まだまだ高価なため十分な台数を揃えている製作所はそれほど多くありません。
そのため、多くの製作所ではマシニングセンタが現在も現役で活躍しています。
樹脂の加工で使うマシニングセンタの種類
樹脂の加工で使うマシニングセンタは、大きく分けて「縦型マシニングセンタ」と「横型マシニングセンタ」の2つがあります。厳密にはほかにも門形と呼ばれる大きなマシニングセンタも存在しますが、普通の樹脂切削加工ではあまり一般的ではありません。
マシニングセンタで樹脂加工をする注意点とは
樹脂は金属と異なり強度が弱く、熱により膨張や反りがしやすいため、加工には熟練の技術だけではなく豊富な製作経験も必須となります。特にマシニングセンタのようなCNC加工機は最初のプログラミングで完成度が決まってしまうため、単なる技術力だけではなくプログラミングスキルや図面の完成図を頭でイメージして多次元的にイメージしてプログラミングをする能力も求められます。
樹脂加工は切削と金型(射出成形)どちらがおすすめできる?
樹脂加工をする場合は切削と射出成形を選択することとなります。切削のメリットは「高い精度を出せる」、「細かい部品の加工も適している」ことが挙げられます。一方でデメリットは「加工スピードが遅い」、「量産が不得意」、「加工費用は相対的に高い」ことです。
射出成形は最初に金型を作りますが、これが数十万円するため、小ロット生産だと切削加工よりも高くつきます。ただし量産をする場合は加工スピードも速いですし、生産数が多いほど単価が安くなります。
デメリットとしては「複雑な設計が難しい」、「高い精度は求められない」、「金型のメンテナンスが必要不可欠」などが挙げられます。金型も徐々に劣化していきますので、しっかりとメンテナンスをしていないと、いつの間にか規格に合わなくなっていることもあります。
樹脂のマシニング加工は穴あけ・中ぐりも大阪のフィリールへご相談を
樹脂の部品加工も昨今はあらゆる産業で小型化・高精度化が進んでいるため、単にマシニングセンタを整備している製作所では、自社が求める理想の加工は実現が困難かもしれません。
フィリールは金属と樹脂の切削を専門とした製作所となり、マシニングセンタのほか5軸加工機や複合加工機も配備しています。高価な工作機械を使うほど機械チャージが上がってしまうため、弊社では最適な工作機械を提案するだけではなく、図面や樹脂の種類を見直してコストダウンの提案もさせていただくことができます。
特に弊社はフッ素樹脂の素材(丸棒)を生産国である中国から独自調達を可能としております。他社では実現不可能な価格で対応できるほか、丸棒の販売だけも承っています。
樹脂のマシニング加工をご希望の方は、是非一度フィリールにご相談ください。