医療機器の精密部品を加工依頼できる製造業を探しているメーカー担当者は、是非フィリールにご相談下さい。図面作成から海外工場の利用などコストダウンのご提案も可能です。
目次
医療機器の精密部品は加工技術が重要
近年は医療機器もデジタル化が加速し、精密部品は年々小さくなり、製造業からすると大変高度な切削加工が求められるようになりました。
医療機器に不具合が生じると患者の命に直結するため、製造業はミスや公差のズレが許されない過酷加工を強いられることになります。また、製造した精密部品は医療機器製造販売業者に対してしか販売することができなく、製造業は製造を請け負うかどうか、より慎重にならなければなりません。
医療機器製造装置は特殊な案件に該当
医療機器を製造する医療機器製造装置は、さらに特殊な案件となります。医療機器製造装置の部品加工においては、国際規格であるISO13485に適合した環境で加工をしなければなりませんし、製造装置の根幹を受注するのであれば、何かあったときの責任は製造販売業者となるため、断らざるを得ない工場も少なくありません。
医療用・医療機器の精密部品を低予算に抑えるポイント
医療用・医療機器の精密部品は一般的なアルミやステンレスの合金を使う場合が多いですが、チタン合金やコバルトクロム合金といった難削材を使用するケースもあります。そのため、切削には慎重にならざるを得なく、往々にして高価な工作機械が必要となるので、自然と機械チャージが高くつき、1個あたりにコストも割高となります。
そこで、下記では医療機器の精密部品のコストダウン化のポイントをご紹介します。
1.残版を減らすシンプルな切削設計にする
切削は金型の射出成形と異なり、1個1個工作機械で金属素材を削る加工方法となります。そのため、削った後に残る残版が必ず発生し、これも見積り価格が上がる要因の1つでもあります。
残版は切削する形状が複雑であればそれだけ多くなるので、図面を見直す際に、シンプルで角が多い切削設計にすることで、残版を最小限に抑えることができます。
2.使用する工作機械と精度を見直す
医療機器の部品は精密さが要求されるものが多いですが、もちろんそうではない部品もあります。高い加工精度を求めれば、それだけ高価な工作機械を使うことになるため、機械チャージや加工費用を抑える意味でも、加工依頼する医療機器の部品に本当に必要な精度を見直すといいでしょう。
製造業者に相談したら、「この部品にここまでの高い精度や公差は必要ないよ」などと提案してくれることもあるでしょう。
3.複数の加工工程を一緒に依頼する
切削は、溶接や板金、表面処理などを提携工場と一緒になって請け負うことで、製造単価全体を下げることができます。しかし、「切削だけ」、「旋盤やフライスを使った穴あけだけ」という場合は、コストを下げる場所(無駄な部分)がないため、コストダウンに応じることができません。
そのため、できるだけ製品化までに必要な複数の加工工程すべてを1つの切削工場に依頼するのが、メーカー側からしても結果的に低予算に繋がります。
医療機器の精密部品を海外工場に加工依頼するのも可
厳しい公差で精密部品を加工する場合は、日本人技術者が直接イニシアチブをとれる日本の工場が良いのですが、医療機器といってもそこまでの精度は求めないのであれば、海外に拠点を持つ製造業に依頼するのも大きなコストダウンのポイントです。
海外工場は中国、ベトナム、タイが主流で、まだ経験の浅い現地人が切削をするため、品質に問題が生じることがあります。しかし、昨今はマシニングセンタのようなプログラミングをするだけで切削加工ができるようになり、人の手が加わる場面を最低限にすることで、誰が加工にあたっても同じ条件で切削できるようになりました。細かな指示は日本から日本人技術者が行うので、昨今は海外工場に依頼してもそこまでの品質の劣化は見られません。
ただし、あくまでも日本側がしっかりと海外の現地工場を管理・把握できていることが前提となります。また、海外工場にも日本工場と同じ工作機械を整備している必要があります。
医療機器の精密部品加工は「フィリール」へご依頼を
医療機器の精密部品の切削加工は、弊社フィリールにご相談ください。弊社は大阪を拠点に活動しておりますが、東京などその他の都市のお客様とはzoomやチャットワークを活用してコミュニケーションをとることによって、対面と変わらないサービスを提供しております。
海外調達・海外加工が可能
フィリールは本社工場を大阪として、ベトナムと中国にも部品生産工場を有しています。昨今は金属素材の高騰が問題となっていますが、弊社は商社や販売店を介さずに現地調達が可能なので、その分も他社と比べて大分コスト面で有利となります。
まとめ:医療機器の精密部品は製造業社選びが重要
今回は医療機器向けの精密部品の切削についてご紹介しました。近年はインフレに伴い製造コストがコロナ前と比べると数割上がっています。その中でもコストダウンが命題となるメーカー担当者の方は、是非一度フィリールにご相談ください。最善の提案をさせていただきます。