金属の切削加工のマシニングセンタとフライス加工の依頼を検討する企業は、まずは業者の「製品例」を確認するようにしましょう。業者選定のコツや弊社の製品例を紹介します。
目次
金属切削の種類。マシニングセンタとフライス加工とは
金属加工の大切な工程の1つである「切削加工」。切削加工はアルミやステンレスといった材質を削る重要な工程となりますが、使う工作機械によって削り方が異なります。
工作機械にはマシニングセンタ・フライス加工・旋盤加工といった切削方法・工作機械があり、それぞれに削り方に特徴があります。
製作所によって「うちは旋盤が得意」、「マシニングセンタをたくさん揃えている」といった得手不得手があるので、金属加工を工場に依頼したい企業担当者は、自社が求める精度や切削の形状、使う工作機械を鑑みた上で依頼する工場を選定して問い合わせるようにしましょう。
マシニングセンタとフライス、旋盤加工の違い
金属の切削には通常マシニングセンタとフライス、旋盤加工機を使用します。どれか一つの工作機械で切削を終えることもあれば、複数の加工機を併用して使うこともあります。
フライス加工とは、高速回転させた工具を切削物に当てることで、切削物の側面を削る工程となります。中央を削って穴を開けることもできます。また、通常は切削する工具を変更したい場合は、一度機械を止めて技術者が手動で工具を付け替えなければなりません。
一方でマシニングセンタは複数の工具を取り付けることができ、機械操作で工具を取り換えることができるので、人の手が触れない分だけ高い精度の切削が可能となり、また加工時間の短縮にも繋がります。
旋盤加工はフライスと対をなし、切削物を高速回転させてバイトと呼ばれる工具に当てることで金属を削ります。
フライスは縦横に工具を動かすため、四角い形状の工作を得意とし、旋盤は丸い形状の工作が得意となります。
製作所を決めるときはマシニングセンタとフライス加工の「製品例」を要確認
企業が自社製品・部品の加工を製作所に依頼するときは、まずは製作所のホームページ上の「製品例」を確認するようにしましょう。2000年以降急速にIT化が進み、機械も人もデジタル化による技術発展が急務となっている中、いまだにホームページを持たない、あるいは粗悪でまったく更新されていないコーポレートサイトを運営している製作所はまだまだ多くあります。
ホームページは自社の顔となり名刺の役割となるので、しっかりと当製作所の情報が更新されているかどうかは、二人三脚で長く取引する上で重要ではないでしょうか。
製品例をしっかりと載せている製作所がおすすめの理由
製品例を見れば製作所の仕事ぶりは分かりますし、製品例の傍に何の工作機械を使ったのか、小ロットなのか量産なのかといった情報もキャプションしていることも普通です。
また、その他に注意して確認してほしいのが「製品の見栄え・画質」です。自社で作った大切な実績であり、取引先から許可を得て掲載した重要な工作物となるにも関わらず、「画像がぶれている・サイズがおかしい・背後に余計なものが映り込んでいる」といった写真・画像が掲載されている場合は、その製作所の体制が疑問視されます。
些細な問題かもしれませんが、製造業に従事している人の中には、実務作業以外の業務にまったく関心を示さない人も少なくありません。そういった製作所に依頼してしまうと、窓口担当者が横柄な人柄であったり、納期を平気で遅延したりとトラブルがつきものです。
フィリールのマシニングセンタとフライス加工の製品例を紹介!
下記では弊社フィリールのマシニングセンタとフライス加工の製品例を紹介します。
弊社フィリールは大阪を拠点に関西圏で活動している製作所ですが、近年は全国からのお問い合わせを数多くいただいております。関西近郊であれば直接お会いして商談することもできますが、遠方の企業でも、zoomのようなオンライン会議ツールを使ってお顔を突き合わせながら打ち合わせが可能です。
金属加工製作所にコストダウンの相談をするポイント
金属加工を製作所に依頼するにあたり、コストダウンの交渉をするときは、まずは自社の予算を伝えることがおすすめです。新型コロナ以降金属の調達価格が高騰し、どこの工場も懐事情は厳しいものがあるので、単純に値引いてくれと言われても難しいものがあります。
そのため、「いくらなら受注できるのか」といった予算を伝えることで、図面や金属素材の種類、使用する工作機械などを見直すことができます。
まとめ:マシニングセンタとフライス加工はフィリールへご相談を
今回はマシニングセンタとフライス加工の特徴や弊社の実績となる製品例をご紹介しました。優良の製作所は最初の見積もりから適正価格を提示しているものなので、これ以上コストダウンをするためにはどこかの工程を見直す必要があることは覚えておいてください。