大阪に本社を置く製造業のフィリールでは、切削加工のみではなく、機械部品の調達も積極的に請け負っています。日本、中国、ベトナムの三ヵ国より自社独自の仕入れルートを使って、1万個から10万個単位の部品調達・部品清算を承っています。
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メーカー担当者はこんなお悩みを抱えてはいませんか?
国内外で部品の調達を考えているメーカー担当者は、普段どのような方法で工場(製造業側)にアプローチ及び交渉をしていますか。1つの製品を作る場合は、必要となる部品も数十枚から100枚を超えることもざらにあります。大量の図面を手元にもって、加工ができる工場に一つ一つ問い合わせて、見積もりを取って契約するというのは、非常に骨が折れる作業ですし非効率的です。
そこで、今回は部品の調達を効率よく最短かつ確実に成功させるための方法を、工場側の視点から鑑みてご紹介します。
御社は当てはまる?部品調達のよくない例
部品調達の担当者は、まず手元にある数十枚の図面を元に、付き合いのある製造業、もしくはネットで新規工場を探して問い合わせることから始めているのではないでしょうか。
しかし、これでは何十の工場と交渉及び契約しなければなりませんし、責任の所在も曖昧になってしまいます。調達する部品が多ければ多いほど、やり取りする工場が増え、結局効率が非常に悪くなってしまいます。
そして、最終的には部品調達担当者も匙を投げて、付き合いのある1社に「悪いけどこれらの部品の調達もお願いしていいかな」と丸投げしてしまいます。もちろん工場側としては、高値で見積もりを作れますし、請け負う工場も部品調達の会社に外注するので、マージン分利益確保することができるので願ったりかなったりです。しかし、メーカー担当者からすると、これでは低コスト化はいつまでも叶いません。
機械部品の調達を一貫して引き受けてくれる代行工場も増えてきた!
一方で昨今は、そういった非効率な作業を解消すべく、部品調達をすべて一貫して引き受けてくれる代行工場も増えてきました。
工場側は数十の工場と提携しており、部品の在庫を保有している工場やオーダーメイドで試作品から作ってくれる工場までさまざまです。
まずは部品調達でネット検索してみて、上位に上がってくる工場にコンタクトを取り、図面を送って相談してみるのがいいでしょう。
ウェブサイト上では部品調達の代行を謳っていなくとも、実際相談したら快く引き受けてくれる工場は弊社を含めてたくさんあるはずです。
新型コロナ以降は樹脂・機械部品・素材の調達が非常に困難な状況に
しかし、2020年から世界で猛威を振るう新型コロナにより、日本企業の樹脂と機械部品及び素材の調達が非常に困難な状況に陥り、それは2022年時点でも解消の気配はありません。
コロナ禍以降は世界の物流が大きく支障をきたし、金属素材の多くを輸入に頼っている日本では、部品や素材の仕入れ価格が2~5倍に急騰しています。
コロナが原因による運送費の高騰とコンテナが不足
2022年時点では、1年前と比べるとwithコロナを唱える国々が日本を含めて増えてきたため、経済活動は大分解放されてきました。
しかし、いまもまだ港湾に配置されている人員は不足しており、またアメリカ経済の急速な回復により、工作機械をはじめとする金属加工や樹脂加工の部品の大部分がアメリカへの輸出用にあてがわれてしまっています。
そのため、船便と航空便が共に価格を急騰させ、さらにコンテナも不足している事態となり、現在日本国内の多くの製造業が苦境に立たされており、この状況はも1~2年ほど続くとも囁かれています。
工作部品の部品調達に苦労を強いられる企業とメーカー
取り分け部品調達に苦労しているのが、産業機械に使う部品であったり、医療機器、半導体製造装置に使う部品及び素材となります。いずれも高い精度を要求する部品が多く、さらに1000個1万個はもちろん、10万個単位で量産を希望するケースも多いため、国内の在庫が尽きてしまっている零細中小の工場は案件の受注ができずに、数か月分の売上が飛んでしまうところもあります。
それだけではなく、調達する部品が不足しているということは、単価が上がり、メーカーにとってはコスト高に苦しむことになります。仮にコロナがある程度収束しても、この現状は1~2年は続くと見られているため、部品調達の依頼を出すメーカーは、こちらが望む数量の部品調達を工場側が成功できるかを確かめる必要があります。
工作機械の部品調達で気にするのは予算ではなく「納期」も
上述したように、工作機械の部品調達を工場にする際、部品不足による価格の高騰が懸念されますが、実はそれ以上に心配の種となるのが「納期」です。
日本国内で在庫がなければ中国から輸入しなければなりませんが、その中国から日本に行くコンテナの数が大きく減少しているので、工場だけではなく、商社であっても「いつ仕入れができるか分からない」という状況にあります。現に大手機械部品の販売会社と大手商社に問い合わせても、部品屋素材の仕入れ&販売は一時停止している状況にあります。
大量&複数種類の部品調達は海外工場を有している製造業に依頼するのがおすすめ
一度に大量の部品、もしくは複数種類の部品を調達したいメーカーのうち、「いつも仕入れている販売店に注文したら、しばらく売り切れと言われた」、「部品の販売店が突然2倍以上価格の値上げをしてきた」といった苦境に立たされている担当者は、海外に工場を有している製造業者に問い合わせしてみてはいかがでしょうか。
海外に部品調達の独自ルートを持っている業者を探すポイント
一般の町工場の場合、ほとんどは海外に調達ルートを持たず、日本国内の販売店から購入しているため、どうしても部品の仕入れコストが安くなりません。仮に「中国から仕入れています」とPRしている製造業も、そのほとんどは特別中国に拠点や仕入れルートを持っている訳ではなく、中国に所在を置く日本の部品工場や、日本語を話せる中国人がいる卸売業者から仕入れているのが現状で、これらの場合も、中間マージンが発生してしまっているので、特別安く仕入れることはできません。
そのため、海外の部品調達に関しては、「自社工場もしくはそれに準ずる拠点が海外にあり、そこで部品や素材の調達ができる」ことがコストダウン及びコロナ禍の現在でも安定した部品調達&供給を全うできる前提条件となります。
海外で部品素材を行う場合は納期は遅くなる?
部品素材は中国から輸入するケースがほとんどとなります。中国から日本までは物理的に輸入までの距離と時間が短く、また、税関も慣れているため、港でもたつく心配が有りません。そのため、輸入自体はそれほど日数を要するわけではないので心配は無用となります。
機械の部品調達はフィリールにお任せを。550台以上の設備を完備
工作機械の部品調達で、さらなるコストダウンを考えている、及び今の付き合いのある工場では希望の納期や予算を叶えてくれない、という企業担当者は、一度フィリールにご相談ください。
フィリールは大阪に本社工場を置く切削を専門とした製造業ですが、弊社代表は中国で1万平方メートルの敷地に工場を持つ部品の調達・生産工場の取締役副社長を兼任しており、日本向けエージェントの総合担当も兼ねています。
さらにベトナムにも切削工場を有しており、図面作成から切削、表面処理などあらゆる機械加工を低予算で行うことができます。
機械・樹脂の部品調達はフィリールで。仲介業者を挟まないメリット
フィリールは上述したように、中国とベトナムで機械部品や素材の調達を自社独自で行うことができます。日本国内、及び海外現地の仲介業者(卸売業者や商社、販売店)を挟まないで、自社で機械部品を輸入できるということは、単に仕入れコストが安くなるだけではなく、部品や製品のクオリティコントロールがしやすいことも大きなメリットとなります。
特に中国の部品調達・生産工場は非常に大規模となりますので、通常では仕入れることが難しい特殊部品にも対応していますし、アメリカや欧米に持っていかれて、日本になかなか入ってこない部品屋素材も、年間を通して安定した供給が可能となります。
どんな高精度の部品調達もお任せ!低コスト・短納期の提案をします
フィリールでは中国とベトナム、そして日本の3か国に生産拠点を持っており、コロナによる仕入れ苦の現在であっても、変わらないコスト及び納期で仕入れ・加工を行うことができます。サプライヤーだけではなく、メーカー自体もコストダウン化を余儀なくされている昨今、弊社フィリールでは積極的にコストのスリム化を提案させていただいております。
工作機械を含むあらゆる金属・樹脂加工の部品調達の際は、是非一度フィリールにお問合せください。