近年は日本の製造業界も競争が一層激しく、メーカーの要望する受注条件を満たすため、小規模の町工場でも海外工場を置く製造業が増えてきました。しかし、依然として部品を海外で調達する際は、所定の注意事項もあります。知っているのと知らないのとでは、リスクマネジメントに大きな差がでますので、しっかりと覚えておきましょう。
部品の調達を海外で。中国拠点の製造業へ依頼するのは注意が必要
海外工場を持つ製造業に依頼して部品を調達するメリットは、何よりも見積もりが安いことですね。低コストで量産化に対応できるのは、コスト削減を強いられるメーカーとしては非常にありがたいことかと思います。今も昔も海外工場の代表は中国ですが、中国工場に依頼すると、下記のような初期不良が報告されています。
・中国人技術者が勝手に作業手順や規格、素材を変える
・仕事に真摯に向き合わないため、工作機械の点検不良による誤差が生じやすい
特に技術者が勝手に作業手順などを変える問題は、日本人管理者も非常に悩みの種となっています。これは、中国人技術者が意図的に不良率を上げているのではなく、彼らなりに良かれと思ってやっている行為。
しかし、結果としてそれが不良率を上げてしまっているのです。
しかし、結果としてそれが不良率を上げてしまっているのです。
得手不得手をしっかりと説明してくれる工場に部品の海外生産を依頼しよう
海外工場を持っている、もしくは提携している製造業であっても、やはり素材や加工方法によって、得意分野は全く異なります。とりあえず引き受けてからさらに提携先の工場に依頼されると、やはり不良率は上がってしまう原因になりますし、納期の遅れに責任をとってくれなかったり、なんだかんだで見積もりが高くなってしまいがちです。
海外工場で部品を作るのはメリットもあればデメリットもありますので、その両方をしっかりと事前に説明してくれる工場が信頼できるのではないでしょうか。
海外部品の調達はフィリールで。当社がベトナムに工場を持っているわけ
ベトナムは金属素材の多くを中国から輸入しているので、中国工場と比べるとどうしてもコスト高となってしまいます。しかし、勤勉なベトナム人と日本製の高性能の工作機械、そして日本人技術者の目利きをもってして、フィリールでは日本と遜色のない高品質な部品調達を実現し、さらにコストは日本よりも圧倒的に割安となります。安かろう悪かろうではなく、安定した高品質な部品を海外調達できるとして、フィリールはベトナムを海外拠点として選定しました。
予算が限られていて、海外で部品の調達をしてみることを検討されている企業担当者は、是非一度フィリールにご相談ください。