金属の切削において、必要不可欠な工作である旋盤加工。依頼を受けた製造業の技術によって、R加工やテーパー加工で微妙な誤差がばらつくイメージが従来まではありましたが、昨今はNC旋盤の普及によって、高精度で難削材を加工することができるほか、量産も可能となりました。弊社フィリールではオートマだけに頼らず、ベテランの技術者によってしっかりと加工チェックを行いますので、不良率が低く、低予算短納期をご依頼主に提供することができるのが強みとなります。
目次
旋盤加工を依頼する上での注意点
旋盤加工を業者に依頼する上で、低予算・短納期を実現するポイントを押さえておきましょう。
NC旋盤の加工依頼は最初の図面で納期が決まる
NC旋盤やマシニングセンタは最初に図面をプログラミングをすることによって、高精度を維持したまま一定個数の量産・数物が可能となります。
しかし、元となる図面の数値が間違っていると、旋盤した加工物すべての精度が狂ってしまうことに注意が必要です。
やり直しになったり不良率が上がってしまいますし、材料コストも余計にかかってしまいますので、メーカー側の協力が必要となる行程となります。
旋盤加工依頼をする前に精度(公差)を再確認する
旋盤加工を依頼する前には、どの程度の精度(公差)を要求するのかを今一度ご確認ください。
工場側は設計図通りに旋盤加工をするため、図面に記載されている精度が本当に確かなものなのかは知ることができません。
精度が高ければ、それだけ加工スピードも遅くなりますし、機械チャージも高くなり、コスト高になりがちです。加工を依頼する前に「本当にその精度が必要なのか」を社内で再検討していただくことによって、より一層の低予算・短納期化が可能となります。もちろんご要望が有れば、弊社でもご提案させていただきます。
従来の汎用旋盤加工は小ロット&短納期向け!ベテランの技術者が依頼を承ります
旋盤加工は、昔ながらの汎用旋盤とNC旋盤の2種類があり、弊社では双方を必要台数分揃えています。汎用旋盤はすべて手動で加工するため、量産や高精度を出すのが難しいのが難点ですが、その一方で小ロットの場合は汎用旋盤の方がNC旋盤よりも早く切削することができるメリットがあります。弊社フィリールでは汎用旋盤を数十年使いこなすベテランの技術者がいますので、納期重視の旋盤加工依頼でも請け負うことが可能です。
最新のNC旋盤で難削材の加工依頼も完璧に!
しかし、近年は電子機器の小型化、精密化、そしてIT・家電業界の発展によって、年々部品において高い加工精度が求められるようになりました。
また、精度だけではなく、小型の部品でも耐久性や耐食性に優れた素材を採用するため、合金の種類も増えてきましたし、難削材の加工依頼も増加傾向にあります。
そのため、今後は技術者の腕だけではなく、旋盤含む工作機械の設備投資によって製造業で格差が広がる見込みとなっています。
弊社フィリールは切削のエキスパートとして、最新のNC旋盤加工機を設備しています。
NC旋盤はプログラムを打ち込むことによって自動で旋盤加工を行うことができますし、新たなプログラムを打ち込まない限り、同じ数値を何度でも使うことができるため、高精度が要求される部品の量産にも向いています。
旋盤加工の量産依頼に豊富な実績あり。コストダウン化の相談も承ります
弊社フィリールは旋盤加工領域での量産に自信があり、中小はもちろん大手メーカーまで高精度な旋盤加工を承っています。
量産・数物に対しては1000個、1万個以上の大ロットも積極的に請け負っており、メーカー各社から高い評価をいただいております。
フィリールが旋盤加工において量産を得意とする理由
フィリールは古くから切削加工を専門とする製造業となり、その中でも旋盤加工の工作機械を充実させています。
また、NC旋盤やマシニングセンタでの切削が難しい場合は、5軸加工機を使用することも可能です。
どちらの工作機械を使うべきかは、コストや納期、図面と相談しながら提案させていただきます。
弊社フィリールでは2022年以降、メーカーのお客様によりスムーズな量産加工の提案ができるよう、量産・数物の専門部署を立ち上げました。
弊社ではベトナムに工場を有しているだけではなく、中国国内の大規模工場「深圳市京田精密科技有限公司」の取締役副社長を勤めており、場合によっては10万個レベルの部品調達及び生産も可能となります。
このように、海外に独自の調達網を持っているため、旋盤加工及び量産・数物に対しては他社に負けない強みを携えています。
「これ旋盤加工依頼できるかな。できれば安く、早くお願いしたいんだけど……」そんなときはご相談ください
金属加工のご依頼を受けたら、旋盤だけではなく、すべての工程を確認させていただき、省けるところは省いてコストダウン化致します。ときには図面を見直すことも大切ですし、素材の代替えの提案もさせていただくこともあります。
基本的にご依頼主の要望に沿った旋盤加工を実現することができるので、「もう少し安く……」、「量産を目指しているけど、一から協力してほしい」といったご要望にも真摯にお応えさせていただきます。
是非、まずはフィリールにお問い合わせください。