従来まで使っていた汎用旋盤や汎用フライスは、人の手でコントロールすることから、どうしても誤差が生じて、同じものをたくさん作る量産が困難でした。しかし、近年は多くの製造業で数値制御による自動の切削が可能となるcncを導入するようになりました。cncで加工することによって、経験の浅い技術者でも質の高い加工をすることが実現し、より多くの依頼をこなすことができるようになりました。
しかし、その一方でcnc加工に頼るあまり、技術者が育たなく、「なんで誤差がでるんだろう」、「穴あけができなくなった」といった技術的ミスも多発するようになりました。そのため、メーカー担当者はこれまで以上に製造業の選定に気を付けなければなりません。
cnc加工依頼は業者選定が鍵!メリットもあればデメリットもある
cncの加工依頼を製造業に出すときは、cnc加工のメリットとデメリットを両方覚えておく必要があります。cnc加工は最初に図面をCADにて作成し、それをコンピューターで読み込ませて自動で切削をすることができる工作機械となります。プログラミングを上書きしない限りは同じ加工を何度も繰り返すことができるので量産に向いているのが特徴ですし、マシニングセンタや5軸加工機であれば、一度の設定で多面加工が可能となり、作業工程や人件費の削減に大きく貢献してくれています。
cnc加工依頼をしてもトラブルが続出する理由
cnc加工は上記のように非常に優れた切削方法となりますが、プログラミングの深い知識と、図面から立体的なイメージを頭で描けない人がCADを作成すると、高い精度の加工をすることが困難な場合があります。また、小ロットの場合はcncをインプットさせる手間を考えると、汎用の工作機を使った方が早く手間もかからないケースもあります。
さらに、cnc加工機は数値により完全に制御されているので、インプットした数値にミスがあったり、切削する工具や金属素材との相性が悪くても、自動で修正はしてくれません。そのため、定期的に技術者が精度を確認しなければなりませんし、ベテランの技術者がいない工場の場合は、依頼を請け負ったはいいけれど、cnc(旋盤orフライス)でうまく加工ができない、といった事態に陥ることも珍しくありません。
フィリールはcnc加工のプロフェッショナル。ベテラン技術者が対応します
フィリールは最新のcnc加工機、5軸加工機、マシニングセンタを導入しており、中小から大手メーカーの部品制作に長年携わっています。cncに依存することなく、ベテラン技術者がしっかりと加工チェックを行い、金属素材、設計図ともに最善の提案をさせていただきます。
cnc加工による量産依頼は、是非一度フィリールにご相談ください。