近年利用の幅が高まっているチタン。身近なものではアクセサリーやアウトドア用品、日用品にも頻繁に使われているほか、航空産業や宇宙科学でもチタンが素材として採用されています。そんなチタンは難削材とも言われていて、加工及び切削を工場に依頼するさいは、技術力と実績の高い工場に依頼する必要があります。
そこで、今回はチタンの切削含む加工を工場に依頼するさいの製造業者の選び方をご紹介します。
チタン加工・切削をする前に知ろう。チタンの種類
チタンと一重に言っても、実はチタンにもいろいろと種類があります。例えば純度が高い純チタンはJIS1~4まであり、数値が多くなればそれだけ純度が低くなり、日本では最もバランスのいいJIS2を採用しています。それ以外のチタンはチタン合金と呼ばれていて、金属加工がしやすいよう改良されたチタンとなります。
チタン加工の切削における難しさ
チタン加工は硬度が高く、腐食に強く、それでいて軽いことから、あらゆる製品や部品の素材として加工、切削されています。しかし、製造業側からすると、実はチタンは難削材として挙げられている手ごわい加工素材の1つです。金属加工を行うさいは、熱伝導率が低いものほど加工がしにくく、難削材といわれていますが、取り分けチタンは熱が逃げにくく、工具が摩耗しやすいため、通常の工具ではなく、チタンの切削に合った種類を選ぶ知識と経験が必要となります。
チタン加工の切削を依頼するときの業者選びのポイント
チタンを切削加工する場合は、業者選びが重要となります。チタンの切削はマニシングセンタや旋盤、フライスを用いて加工しますが、工具の摩耗のポイントや切削なコツなどを熟知していないと、チタンはヤング率が小さいため精度が低くなるリスクがあります。
チタンの切削及び加工は、御覧のように技術者の持つ経験と、工場の整備する高性能の工作機械が必要となります。チタンの切削の難しさ自体はどこの工場も知っていることですが、高精度の切削加工や量産は断られる可能性があります。
チタンの高精度且つ量産の切削加工はフィリールで
チタンの高精度且つ量産を目的とした切削加工を求めるなら、弊社フィリールに一度ご相談ください。フィリールは金属の切削加工専門の製造業です。大阪に所在を置いておりますが、全国対応しておりますので、遠方のお客様に対しても誠実に対応させていただきます。当のチタンの切削においても、純チタンとチタン合金の双方で高精度な加工を請け負うことができます。他では断られた案件にも最善を尽くさせていただきますので、是非ご連絡ください。