フライス加工は金属加工における切削方法の1つ。さまざまな金属加工に適しており、アルミはフライス削りの中でもやりやすい素材の1つです。しかし、それと同時に不良が出やすいものでもあります。そこで、今回はアルミでフライス加工が必要な場合の業者選びのポイントをご紹介します。
フライス削りとは、複数の工具を取り付けたフライスを回転させて素材を切削する方法となります。単純なものであれば正面フライスとエンドミルと呼ばれる工具のみでも可能ですが、近年はフライスでもさまざまな角度で削り加工ができるようになりました。1度のフライス削りで多くの切削加工ができれば、その分工程も少なくなりますので精度も高くなります。一方で昨今はマニシングセンタもなくてはならない工作機械となりました。フライスと似てはいますが、あらゆる工具を数値で制御することができます。そのため、フライスだけではなく中ぐりや穴あけも同時に行うことができるのが特徴。
フライスでアルミ削り。不良が出てしまう原因は?
フライス加工にも適しているアルミは、切削において最も需要の高い金属素材の1つです。アルミはご存知の通り非常に軽く、また通電性、熱伝導率、反射率が高いため、航空産業、宇宙産業といった高度な技術開発にも利用されます。しかし、アルミ自体はフライス加工はしやすいのですが、アルミ削りのさいに不良が出やすいデメリットもあります。その代表例がアルミ削りのさいに発生する切粉です。フライスの工具で素材削りをすると、必ず小さなアルミの切れ端が飛びます。この切れ端が素材(製品)を傷つけてしまうだけではなく、穴あけした中に入ってしまうと、工具も製品も駄目になってしまうことがあります。この切粉の対処方法は幾つかありますが、基本は業者によって対策方法が異なりますので、工場を選ぶ際はアルミのフライス削りの経験がどれだけ豊富かを加味することが大切です。
フライス加工でアルミを削る。業者を探すならフィリールにご相談ください
弊社フィリールでも最新のフライス盤設備を揃えています。もちろんマニシングセンタもございますので、企業が求めるあらゆる高度なアルミ削りを請け負うことができます。小ロットから量産品まで短納期で承れるほか、ベトナムの海外工場を使って、お客様の求められる低コストを提案することが可能です。是非一度お問合せ・ご相談ください。