真鍮はその美しい見た目と、あらゆる加工が可能なことから、金属加工業界では優秀な金属として知られています。しかし、その一方で真鍮は場合によっては難削材の1つとして、技術者によって加工の精度に違いがでる素材でもあります。今回ご紹介するのは、真鍮のマニシング加工について。真鍮の切削のご依頼は、大阪を拠点に全国対応しているフィリールにお任せください。
真鍮は銅と亜鉛の合金で、亜鉛の比率が20%を超えたものを真鍮と呼びます。真鍮は黄金色の見た目からキッチン用品やドアノブなど、そのままの状態で使うこともあります。その真鍮はあらゆる業界で重宝され、加工方法も切削、溶接、曲げ、切断とあらゆる技術に対応しています。
真鍮の切削においても、今回ご紹介するマニシング加工以外でも旋盤、レーザーといった精密加工も可能です。そのため、製品や図面によって幾通りある切削方法の中から最善を選ぶ必要があるため、「真鍮の切削に専門性の高い製造業」を選ぶことも大切となります。
真鍮のマニシング加工の特徴
真鍮は切削のしやすい金属素材と上述しましたが、その一方で、硬度と融点が低く、熱伝導率が高いため、あまり経験のない技術者がマニシング加工をすると、不良率が上がってしまう懸念もあります。そのため、切削業者の中には「真鍮と銅の専門です」と謳っているところもあるほどです。
真鍮のマニシング加工は小ロットか量産かで工程を変える
真鍮をマニシング加工する際は、小ロットか量産かで工程を変えることもあります。マニシング加工というと、複数の工具を使うことができ、ほとんどの工程を自動で行えるメリットがありますが、プログラミングの作業に手間がかかるデメリットがあります。そのため、小ロットの製作の場合は、汎用フライスを使うか、もしくはマニシングセンタでも手動で切削をして工程を省くことが、低予算・短納期で見積もりを作るコツとなります。
一方で量産を条件とした真鍮加工の場合は、最初からマニシングセンタを利用して、なるべく自動化することが高精度の維持にも繋がります。
フィリールではあらゆる真鍮のマニシング加工を承ります
大阪に本社を置く弊社フィリールは、長年培ってきた真鍮の切削技術と経験がございます。マニシング加工だけではなく、必要に応じてあらゆる切削を用いることができますし、溶接や表面処理などもすべて承ることができます。1つの製品を図面から完成まで一気通貫で請け負うことによって、高い精度を維持したまま低コスト化を実現することができます。真鍮のマニシング加工を検討されている企業は、是非一度フィリールにご相談ください。