切削において『切削油』『工具』は加工において重要なポイントとなります。切削スピード、仕上げ面、工具寿命と考え
現在では国内、海外の切削油、切削工具が手に入り選択肢が多すぎ従来の工具、切削油で加工を行っている町工場も少なくありません。
切削油について
現在でも『油性の切削油』を使用する町工場も有り、『水溶性の切削油』の使用もあり様々な選択肢が有り、それぞれの良し悪しがあります。
切削油の選択肢でも数百は存在している。
『油性の切削油』
スイス型CNC自動旋盤や金型加工を得意としている企業様や、特殊な加工をメインで加工をしている企業様が使用しているケースを良く拝見いたします。
『水溶性の切削油』
(CNC旋盤)(マシニングセンタ)などの加工機をメインで加工を行っている企業様が使用しているケースが多いです。ただし『水溶性の切削油』には種類分けが有り
・エマルション
・ソリュブル
・ソリューション
大きく3種類に分けられそれぞれの特性を考慮し自社の加工機の『ベスト』を見つける作業となります。
まず『冷却性』『浸透性』『洗浄性』『潤滑性』『人体への安全性』『作業環境』『機械の錆び』が挙げられます。
どの切削油がベスト?
理想でお話しすると、『アルミ加工専用機』『ステンレス加工専用機』『鉄加工専用機』と専用機であれば切削油の選択肢も少なくなりベストを探しやすいのですが、
中々専用機で加工機を確保するのは困難だと思います。まずは自社の切削でウエートの多い材質をベースに考え選択すればいいかと思います。切削工具との関係も有りますので、ベストを探すまでに時間がかかってしま
いますが、切削油の知識も増え工具寿命も考えたりしますので。自社にとってはプラスの働きになり『働く環境』の改善に繋がる。
腐敗臭が会社全体に広がってイメージダウンに影響を及ぼす可能性もあり、切削油の改善は必須項目だと考えています。
強アルカリ性電解水を起用した理由
弊社では起業当初は『エマルション』を使用しており、年単位の探求により『フィリールのベスト切削油』は存在していました。『アルミ』『ステンレス』『鉄』は勿論『チタン』『ニッケル』『ハステロイ』等
も加工しており満足しておりましたが2015年より『強アルカリ性電解水』のテストを行い、『工具寿命』『切削性』『腐敗』『洗浄性』『人体への影響』全てにおきまして向上のデータが取れた為、水溶性切削油
から強アルカリ性電解水に入れ替えを行いました。