パイプ加工は金属加工の工程においても高い技術力が求められる加工の1つとなります。特に粘りのあるステンレスは金属素材の中でも難削材の1つとして挙げられ、より製造業に質が求められます。そこで、今回はステンレスのパイプ加工の概要と業者の選ぶポイントをご紹介します。
ステンレスのパイプ加工の難易度
ステンレスのパイプ加工は、金属加工における難度の高い工程の1つとなります。パイプ加工には「カット」、「曲げ」、「バーニング」、「穴あけ」といった加工もあり、そのいずれも難度が高いと言われています。例えばカットはバリが発生しやすく、やすりがけで修正したとしても、接続工程でずれがでてしまってはどうしようもありません。
ご存知のようにステンレスは硬度もありますので、曲げを行うと内径が潰れてしまったり、痩せてしまうこともあるため、手動もしくは機械いずれのベンダーをとってしてもデメリットを防ぐのは技術者の腕次第となります。また、穴あけ加工は、丸みを帯びたパイプの場合は工具が外に逸れてしまうリスクがありますので、やはり困難を強いられます。
ステンレスのパイプ加工を業者に依頼するときの注意点
ステンレスのパイプ加工を行う場合は、複数の工作機械が必要となります。3次元レーザー加工機やフライス、旋盤、マニシングセンタなど、あらゆる工作機械を駆使してステンレスのパイプ加工を行います。端末加工のトリプルビード、バルジ、フレア、カシメといった難易度が高く、それでいて需要が尽きないパイプ加工もすべて高い技術レベルが必要となるので、業者を選ぶ場合はフライスや旋盤の経験だけではなく、パイプ加工の知識と実績が豊富な工場を探すようにしましょう。
ステンレスのパイプ加工はフィリールにお任せください
今回ご紹介したように、難削材のステンレスのパイプ加工を行うためには、非常に高い技術力と工作機械の整備が必要となります。フィリールではあらゆる金属加工を承れるよう、協力会社と提携して図面制作から製品の完成まで請け負うことができます。ステンレスのパイプ加工においても経験豊富な技術者が在籍しておりますし、最新の工作機械もございます。ステンレス及びその他の金属素材のパイプ加工を検討されている企業担当者は、是非フィリールに一度ご相談ください。