昨今はワイヤーカットも非常に高度な精度を出すことができるようになりました。そこで求められるのが製造業の持つ技術力となります。町工場では技術力に差が開く金属加工の1つでもあるので、業者を選ぶ際は細心の注意が必要。そこで、今回は金属の中でも最も需要の高いステンレスのワイヤーカット加工を考えている場合の、工場を選ぶコツをご紹介します。
近年発達したワイヤーカット加工。ステンレスだけではなくあらゆる素材を切断できる
ワイヤーカット加工とは、その名の通り真鍮のワイヤー線を使ってあらゆる金属素材をカットする切断方法となります。ステンレスだけではなく、電気の通る誘電性素材であれば、何でもワイヤーカットにて加工することができます。ワイヤーカット加工は、しばしばレーザー加工と比較されがちです。ステンレス素材も双方の加工方法を選ぶことができます。率直に言うと、精密さを求めるのであればレーザー加工ではなくワイヤーカット加工を選択するのがおすすめです。加工精度に10倍の差が出ます。ただし、ワイヤーカット加工はステンレス問わず加工時間が長くなりますので、量産を目的とするなら、レーザー加工の方がいいかもしれません。もしワイヤーカット加工で量産を求めるならば、最新のワイヤーカット加工技術を備えた製造業に相談するのがいいでしょう。
ステンレスのワイヤーカット加工を業者に依頼するさいのコツ
ステンレスのワイヤーカット加工は、すべての製造業で請け負っているわけではありません。ワイヤーカット加工は本来金型の射出成型で製作する際によく使われるもので、俗に言われる部品屋、部品加工屋といった町工場では、ワイヤーカットを工程に必要としないことが多くあります。そのため、その他の金属加工と一緒にワイヤーカット加工を依頼したい場合は、まずはワイヤーカット加工に使う設備が工場にあるか否かを確認する必要があります。
また、協力工場に委託できる場合は、見積もり額が高くなりがちですので、一気通貫で当該製造業に依頼するなど見積もり交渉の方法を事前に考えておくといいでしょう。
ステンレスのワイヤーカット加工はフィリールにお任せください
ステンレスのワイヤーカット加工は、フィリールでは豊富な実績がございます。小ロットから量産品までを手掛けることができ、またすべての金属加工を弊社にご依頼いただくことで、大幅なコストダウンをご提案することができます。これまでワイヤーカットとその他の切削や表面処理を別の業者に依頼していた、という企業担当者は、是非一度弊社にご相談くださいませ。