金属加工素材の中でも最もメジャーで需要の高い金属の1つでもある「アルミ」。身近なところであれば1円硬貨。1円硬貨は実は純アルミで希少価値が高いのはご存知ですか。その他にもアルミ缶や鍋、車などなど、人々の生活に密着した金属素材がアルミの特徴でもあります。

そこで、今回はアルミ加工で部品を調達したい企業向けに、どのような基準で業者を選べばいいのかをご紹介します。

アルミにも実はさまざまな種類があります

アルミと一概にいっても、アルミの含有割合は製品によって異なります。1円玉を持ってみると分かるように、アルミの特徴は非常に軽く、また、力で曲げることができる強度の弱さにあります。そのため、これらの弱点を解消するために、アルミに銅やマグネシウムなどを混ぜて合金素材としてアルミ加工をするのが一般的です。

アルミは腐食耐性があり、食べ物に接しても有害物質が発生しないため、製品の部品に留まらず、缶詰や袋の内側などにもよく使われています。このように、探せば家電や電子機器製品の何かしらにアルミは使われていますが、加工業者からすると、アルミは実は決して低くはない難易度の金属素材でもあります。

アルミは上述した柔らかさだけではなく、溶解温度が低く、鉄のおよそ3分1程度の熱で溶けてしまいます。さらにアルミは光に反射しやすいため、昨今主流となってきたレーザー加工が難しく、アルミ加工工程の中でも切断は鬼門として扱われています。

複数の工程を要する部品加工の完成度は、製造業者が持つ技術や経験、加工機械がものをいいます。そのため、業者選びには細心の注意を払わなければなりません。では、アルミの部品加工を業者に依頼するさい、どのような基準で探せばいいのでしょうか。

アルミを素材にした部品加工の場合は、非常に高度な精密さが要求されますが、上述したアルミの特徴を鑑みると、通常の切削加工機ではまかなえないケースが多々あります。昨今はアルミ専用の工具もでてきたほどです。もちろん通常工具でも部品加工はできますが、その分高度な知識と経験が必要となります。業者を選ぶ際は、「最近のアルミの部品加工の実績」をまず製造業者に質問してみるといいでしょう。

アルミは加工の工程によっては難易度がかなり高くなる素材で、部品加工ならばなおさら難削材となります。
ただし、アルミ加工の需要自体は非常に大きいので、金属加工を謳うほとんどの業者は部品加工を含むすべてのアルミ加工を請け負っているのが現状です。

そのため、アルミ素材の部品を加工希望される企業の担当者は、業者選びの際の目利きが問われます。
弊社フィリール株式会社も無論アルミの部品加工を請け負っております。受注確率も高く、これまでの実績や価格、納期にご支持いただいております。

是非一度ご相談ください。