近代化に伴い、部品は年々精密さを求められるようになり、製造業も技術だけではなく数千万円の設備投資を余儀なくされたり、プログラミングの知識、CADの制作スキルなどが技術者に必要となりました。
そのため半導体やIT機器のような精密さが重要となる部品加工を請け負える工場も限定されてきており、依頼主となる企業やメーカーは、末永く取引できる製造業を見つけるのに四苦八苦している様子がうかがえます。
精密部品の機械加工を求めるなら、ネットで工場を探すのがおすすめ
弊社フィリールは大阪に本社工場を置く切削工場ですが、ホームページから問い合わせをいただく大半は府外のお客様です。
精密部品の機械加工工場を探すだけであれば、地元でも良いのかもしれませんが、精密部品の加工だけではなく、「コストダウンを図りたい」、「納期を短縮したい」、「1000個、1万個以上の量産や数物を計画している」、「切削だけではなく、板金やプレス、表面処理まで1社にお願いしたい」といった条件を多くのメーカー担当者は独自に抱えています。
そのため、自社の要望にすべて応えてくれる機械加工工場を探すのであれば、当然地元だけでは見つかりませんし、大きな機会損失にも繋がります。
ネットが普及している現在は、事務所にいながらにして全国の機械加工工場の所在や設備情報を仕入れることができるので、精密部品の機械加工を検討している方は、対象地域を全国に広げて、広い視野を持って工場を探すのがよさそうです。
精密部品の需要は年々増加中
2000年代に入ってから、急速にIT化が進み、スマホやパソコンなどあらゆるハイテク産業が著しい発展をしています。
あらゆるものに対して小型化がなされ、それに伴い部品も比例して小型化が求められます。
半導体製造装置や産業機械の部品というのは、マイクロメートルレベルの精密さが要求され、数千個から構成される装置であっても、1つの精密部品が規格にそぐわなかったり、不良品であった場合は、マシーンそのものが動作不良に陥ってしまうリスクを孕んでいます。
しかし、精密部品の機械加工の需要は年々増加していることから、多くの製造業が無理な投資をして設備を整えているのが、現在の町工場の現状となっています。
仲介業者に依頼するよりも工場にすべて丸投げを
1つの製品を図面作成から板金・製缶、切断、切削、塗装、表面処理に至るまですべてを自社工場で行う、というところはそれほど多くなく、基本は切削工場が提携している専門工場に加工工程ごとに外注します。
依頼者の中には、「図面が数十枚あって管理が面倒だから、仲介業者に依頼している」という人もいるかもしれません。仲介業者は数十もしくは100を超える提携工場を持っていて、各工程と納期を管理してくれます。
しかし、中間マージンは決して安くはありませんし、提携工場先と綿密なリレーションをとれているところは少ないため、トラブルもつきものです。
お互いが責任の所在をはっきりとさせていないため、納期の遅延や追加料金を請求されたりと、メーカー側は不利益を被ることもしばしばあります。
弊社フィリールでは図面から表面処理まで一気通貫ができるよう、信頼できる確かな技術力を持った工場と提携していますので、ご安心してお任せください。
精密部品を工場に依頼!高価な機械加工機を持っているだけじゃ駄目!
精密部品の加工を工場に依頼する場合、ネットで依頼先を探すことになりますが、高価な機械加工機を持っている業者だけを選定するのは非常に高いリスクがあるのはご存知ですか。
高精度な精密部品を加工する場合、一般的にはレーザー加工機や5軸加工機、ウォータージェット、複合旋盤といった高価な工作機械で切削するケースが多いですが、まず「精密」といっても、どのくらいの精度を求めるかは実はピンキリで、工場によっても解釈が異なります。
数ミクロンレベルであれば精密加工と言えますが、通常のNC旋盤で事足りるケースも普通にあります。
機械加工はハイスペックなほど機械チャージがかさむ
「だったらとりあえずレーザー加工で依頼すれば、精密さはクリアできるでしょ」と考えるかもしれませんが、機械加工を行う際は、「機械チャージ」と呼ばれるコストが見積もりに反映されます。
高価な機械加工を選ぶほど機械チャージは高くなりますので、1000個、1万個以上の量産依頼をする際は、見積もり金額に大きな差が生まれます。
そのため「規格に求める精度と機械加工機の出せる精度をマッチさせる」ことが、コストダウン化に大きく買ってくれます。
ただし、メーカーが提出した図面に対して、どの機械加工を施すかは工場によって意見が異なるため、やはり複数社の見積もり・商談をすることは必須となるでしょう。
精密な部品加工でも常にコストダウンを求められるメーカーの悩み
精密な部品加工を製造業に依頼する場合、上述したように高価な機械加工機を使い、時間をかけて部品加工を行うため、どうしても納期とコストは通常よりも上がってしまいます。
高い精度を要求する場合は、不良率も上がりますし、切削の工程が増えたり、使える工作機械も決められてくるので、こちらもやはりコスト高の要因となります。
しかし、依頼主であるメーカーは、常にコストダウン化を目指しているので、なかなか製造業と折り合いがつかない場面が見受けられます。
精密部品の機械加工はフィリールにご相談を。コストダウン化を実現します
フィリールはマシニングセンタをはじめCNC旋盤、フライス、5軸加工機など、精密部品の機械加工を実施するあらゆる条件を完備しております。
また、単純に品質のいい部品を提供するだけではなく、依頼主の求める予算、納期を叶えるよう、事前に綿密な打ち合わせをもってしてご提案させていただいております。
精密部品を機械加工する上でのコストダウン化
精密部品の機械加工におけるコストダウンは、「設計図の簡素化」が一番おすすめです。
たくさんの工具を使ったり、複雑な切削を求めれば、それだけ手間賃や機械チャージ、人件費といったコストが高くつきます。
ただし、精密な部品加工の場合は、往々にして電子機器部品が主のため、切削方法はそれほど大きく変えることはできないことがほとんです。
精密部品の量産化及びコストダウン化の成功の鍵
精密部品の機械加工を量産・数物依頼したい場合は、零細中小の町工場では断られるか、通常よりもかなり高い見積もりとなります。
それは、自社では手に負えないため、外注に出す分が多いからです。納期が短ければ、自社の機械加工機をフル稼働させても到底間に合わないため、ほとんどを外注して、自社は薄利でリスク(責任)を負うことにもなりかねません。
そのため、精密部品の機械加工のコストダウンを成功させたい場合は、「国内本社及び海外拠点を持つ製造業」にすべての加工を任せるのが最も確実と考えることができます。
部品の調達及び生産ラインを確保できる工場を探す
精密部品及び量産の場合は、金属素材の豊富な在庫を日本本社で持っていると共に、国内もしくは海外で大規模な部品調達・生産工場を有している工場を選ぶのが鍵となります。
特に新型コロナ以降、海外に拠点を有していない町工場は、金属材料の仕入れ価格高騰に嘆いています。
金属によってはコロナ前と比較して2倍から6倍ほど値上がりしているものもあります。
一方で海外工場に独自の調達網やツテ、提携先を有している工場は、精密部品や製品の量産化であっても、いつでも安定した需給を維持することができています。
弊社フィリールでは大阪に本社工場を置き、ベトナムに切削加工工場(現地提携有り)、中国では10万個単位の部品の調達・生産が可能な大規模工場と提携しています(弊社代表が取締役副社長を兼任)。
精密部品の機械加工は切削だけではなく、すべてを一気通貫でご依頼ください
精密な部品加工に対して大きなコストダウンを求めるさい、切削だけでは限界がありますので、その他の切断や熱処理、表面処理などを一気通貫で請け負わせていただければ、その分コストダウンできる材料が増えますので、精度や品質を変えずに見積もりに反映させることができます。
フィリールは大阪を本社に全国のお客様から精密部品の機械加工を請け負っております。
「現在精密部品を機械加工できる工場をている」、「いつも取引していた工場が倒産してしまった」、「既製品の部品調達をしたいが、精密部品なので規格に合うものが見つからない」といったメーカー担当者は、是非一度フィリールまでお問合せください。