金属部品加工においてステンレスは一般的に流通する材質の一つです。SUS303やSUS304が一般的な材料となり【旋盤】【フライス】【板金】加工を行う町工場では良く図面に記載されている材質ですが、2020年でも
SUS304指定の図面であってもSUS303に変更してもいいですか?と問合せがあるのが現状です。なぜSUS304を嫌がるのか?
SUS304とは?
SUS304は成分にクロムとニッケルを含むオーステナイト系ステンレスに分類され、ステンレスの中では広く流通しています。SUS304は、他のオーステナイト系ステンレスのベースともなっています。SUS304よりも切削性を重視するならSUS303、耐食性を重視するならSUS316などがあります。しかし、旋盤、フライス等の切削加工においては切削性はあまり良くありません。
鉄材に比べ粘性が高く、加工硬化によって通常は非磁性であるSUS304が磁性を持つことがあります。
ステンレスの切削加工について
ステンレス加工(SUS304・SUS316L)等の切削性が悪く工具寿命が短くなり、日本ではSUS304等の加工を嫌がる町工場は少なくありません。フィリールでは【工具】【チップ】【切削油】を重視することによりSUS304・SUS316L等の他社が嫌がる加工も積極的に取り組んでいます。SUS304等の加工品でお困りの『メーカー様』『セットメーカー様』『大学様』『個人様』弊社にお気軽にお問い合わせください。
技術者が迅速かつ丁寧にご対応させて頂きます。