銅と亜鉛の合金である真鍮は見た目が美しいため、あらゆる業界や場面で使われています。その真鍮は研磨によってツヤや光沢、色合いががらりと変わるのが特徴的です。そこで、今回は真鍮の研磨の方法についてご紹介します。切削を主とする弊社フィリールでは切削から研磨まで責任をもって加工に取り組んでおります。
真鍮の研磨加工のそもそもの目的
真鍮の研磨加工は切削後に行う後処理の一つ。基本あらゆる金属素材は研磨加工がされているといっていいでしょう。真鍮はドアノブやヤカン、コップに蛇口など、あらゆる日常生活でも普段使いされています。真鍮を研磨加工することによって、光沢を出したり滑り性を調節してツヤやざらざらとした質感を出すことができます。個人が行う研磨といえば、やすりで素材表面を撫でるのが主となりますが、製造業では縦横で角度を調節したり、研磨加工機でミリ単位で質感を変え、それを量産することも可能です。
真鍮の研磨加工。機械研磨と電解研磨
真鍮の研磨の加工方法は主に機械研磨と電解研磨の2つの方法があります。機械研磨は研磨加工機を使って上述したようなやすりがけをして質感を整えます。しかし、研磨加工機を使った場合はミリメートル以下の単位で素材が摩耗してすり減ってしまうことがあります。一方、電解研磨の場合は化学薬品に付けるだけなのでその心配がありません。しかし、電解研磨の場合は過剰に浸けたり薬品の種類を間違うと、真鍮が溶けたり波打ったりして取り返しのつかないことに陥ってしまいます。そのため、業者選びには真鍮研磨加工の実績と経験も必要となります。
真鍮の研磨の最終工程。鏡面仕上げ
真鍮の研磨加工の中でも、鏡面仕上げは光沢を出す重要な研磨の工程。鏡のようにツヤが出るのですが、こちらも難易度は高く、間違えればぽつぽつとした小さな穴が浮き上がってきて最初から研磨をやり直さなければならなくなります。
フィリールでは真鍮の研磨加工に自信があります
大阪に本社をおくフィリールは、切削を主業務とした製造業です。研磨の加工法を間違えればせっかくの高精度の切削も無駄になってしまいます。そのため、フィリールでは真鍮の研磨加工もお客様のご要望通りに請負い、丁寧に加工致します。真鍮の研磨加工を含む切削のご要望は、是非大阪のフィリールにご相談ください。