金属の表面処理を大阪の業者に依頼する場合の注意点を解説します。表面処理業者は大阪だけでも数多く存在しますが、加工工程1つ1つで専門業者を探していると、無駄な労力とコスト高になってしまうことがよくあります。
そこで、ここでは表面処理の図面の見直しや、他の機械加工と一貫して依頼することによる大幅なコストダウン方法などもご紹介します。
金属のめっきやコーティングの表面処理とは?
金属のめっきやコーティングをする加工工程は「表面処理」と呼ばれ、一般的には金属加工においての最終工程となります。おそらく最も親しみのあるのは「めっき」と「塗装」ではないでしょうか。ほとんどの製品はめっきと塗装のいずれかが可能となり、衝撃保護や防錆が主な加工目的となります。
金属の表面処理における「めっき」とは
めっき処理は金属表面に薄い金属の層を電気化学を用いて付着させる電解を用いた表面処理となります。金属製品は経年劣化をすると錆や腐食といった問題が生じ、耐久性が低くなります。めっき処理で金属部品や製品を保護することで錆や腐食に強いだけではなく、外観も美しくすることができます。
アルミニウム製品には「アルマイト(陽極酸化処理)」
一方でアルミニウムの製品にはアルマイト(陽極酸化処理)をすることが多いです。アルマイトはアルミニウムの表面に酸化被膜を生じさせる表面処理となります。酸化被膜自体はアルミニウムは自然とできるものですが、外部から衝撃を守れるほどではないため、すぐに傷ついてしまいます。そのためアルマイトの表面処理を施してさらに強化するのが狙いとなります。
目的の形に象るなら「エッチング」
銅や亜鉛製品によく使われる表面処理として「エッチング」が挙げられます。こちらは金属の腐食作用を利用した表面処理方法で、象りたい模様にエッチング液を浸すことで理想の表面加工ができます。
金属の表面処理を大阪の業者に依頼したい場合のポイントとは
まず、既に切削等の加工を終えており、残す工程が表面処理だけの場合は、表面処理の専門業者に持ち込むのが良いでしょう。ネットで調べれば大阪だけに絞ってもかなりの数の業者がヒットしますし、昔からものづくりに長けている大阪工場はどこも技術的に見ても優秀です。
一方でまだ切削やその他の機械加工をしていない場合は、依頼する業者によっては大きなコストダウンを図ることも可能です。
穴を開けることで表面処理のコストを大幅削減
表面処理を行うどの製品にも言えますが、鉄板の場合は吊り穴を開けることによって水溶液に釣りながら浸すことができるため、処理速度も技術者の手間も大きく削減することができます。
注意点としては、製品によっては吊り穴を開けることができないものもありますし、1つの穴では足りないケースもあるため、この手法を使うことができない場合があります。
図面作成から表面処理まで一気通貫で依頼できる業者を探す
表面処理の大幅なコストダウン化を成功したい場合は、図面作成から板金、切削、表面処理まですべての加工工程を1つの業者に依頼するのが近道です。
金属加工で最重要の切削を専門とする業者は、板金工場や表面処理工場など複数の加工業者と提携しています。
そのため、切削工場にすべての金属加工を依頼することができれば、切削工場の担当者は全体を見てコストダウンを図れるポイントを探すことができるため、その分安くすることができます。
大阪の業者に金属の表面処理の相談をする際の注意点
大阪の業者の表面処理を依頼する際、上記で紹介したように切削業者に一元管理を依頼するのがコストダウンの近道となります。しかし、切削業者によって提携工場の質や数が異なりますので、商談するときに提携している表面処理工場の設備状況などは質問しておくのがいいでしょう。
また、上述したように、表面処理といってもめっきやアルマイトのように種類は数多くあります。そのため、自社製品に必要な種類の処理方法の実績も質問してみるのが良いでしょう。
業者に一元管理を任せるとコストダウン以外にもメリットがある
切削業者に一元管理を任せると、コストダウン以外にも「労務コストの削減」をすることができます。製品によっては数十枚の図面を工程別の専門業者に送り、それぞれの見積り金額・納期・進捗状況・品質を管理しなければなりません。
1社に一元管理を任せることができれば、図面や進捗管理も必要ありませんので、1人の担当者と打ち合わせをすれば済むのが魅力です。
まとめ:金属の表面処理はフィリールにご相談を
金属の表面処理を依頼する業者を探している担当者は、大阪のフィリールにお問合せください。弊社フィリールは切削業者となりますが、表面処理業者含む数多くの協力工場がありますので、理想の表面処理を実現するだけではなく、大幅なコストダウンの提案もさせていただきます。