金属や樹脂の部品製品は、メーカーの規格品を二次加工・追加工することにより、一から作るよりも大きなコストダウン化と素早い量産が可能となります。
昨今の経済・国際情勢を背景に、金属や樹脂の調達価格の高騰や欠品が相次いでおり、企業各社も部品生産のコストダウン化が急務となっている様子がうかがえます。メーカー品の部品の二次加工・追加工は、金属の切削を得意とする大阪のフィリールにお任せください。
目次
金属・樹脂部品のメーカーの二次加工・追加工とは?
「いままで使っていた金属・樹脂の部品を少し加工して別の製品に使いたい」
「新製品に使う部品だけど、メーカーの規格品のものに1つ穴を開けたらそのまま使えるかも」
そういった微量の修正をしたいときは、一から作るよりも、規格品の部品に加工を施して規格に合致させる方が、大分コストを抑えることができます。この加工を二次加工や追加工と呼びます。
規格品であれば何でも二次加工・追加工ができますが、一般的にメーカーのものが良しとされています。
メーカーの部品が二次加工・追加工に適しているわけ
金属部品の二次加工・追加工は一般的にはメーカーの規格品を使いますが、その理由は下記の通りとなります。
- 多くの販売店が取り扱っているので調達が楽
- カタログでスペックを簡単に調査できる
- 量産の仕入れができる
- メーカー部品によってはかなり安価
などが挙げられます。メーカー部品に関しては自社で用意するのもいいですし、二次加工・追加工を依頼する工場に調達の相談をすることもできます。いずれにせよ金属素材から調達するコストと手間がかからない分、イニシャルコストは安くなるケースがほとんどです。
成形加工の二次加工・追加工が難しい・コスト高になる理由
成形加工の二次加工・追加工をする例も決して少なくはありませんが、成形加工の二次加工・追加工とは、一般的に一次加工で使った金型を修正することになるのですが、金型の修正というは実は難しく、亀裂が入ったり、寸法が出なかったりすることもありますし、何よりも想像以上に時間がかかってしまいます。そのため、成形加工の二次加工・追加工はコスト高になることが予想されます。
金属・樹脂のメーカー部品の二次加工・追加工の方法
金属や樹脂のメーカー部品の二次加工・追加工を工場に依頼する場合は、一般的にはマシニングセンタやフライスといった工作機械を使用して切削をするパターンが多いです。
また、精度が出にくい射出成形・押出成形を一次加工して、切削による二次加工・追加工をするケースもよくあります。この場合は切削の二次加工・追加工を最初から想定しての成形となりますので、一次加工の段階で二次加工・追加工をする工場に依頼するのが望ましいとされています。
金属・樹脂の二次加工・追加工をよくする部品例
金属や樹脂の部品で二次加工・追加工がよく用いられているのは、「ハウジング・ベアリング・シャフト・プーリー・歯車・スプロケット・ボックス・ギア」などが多い印象です。規格品に溝や穴を開けたり、歪みをなくしたり、溶接、干渉部位の除去などが二次加工・追加工のよくある例となります。
メーカー部品の二次加工・追加工の機械加工方法
・マシニングセンタ
・フライス盤
・旋盤
・穴あけ
・溶接
特に金属加工は要注意!メーカー規格部品の二次加工・追加工の留意点
金属加工でメーカー規格部品の二次加工・追加工をする場合は、いくつか注意点があります。まず、上記では一から作り直すよりも規格部品を仕入れて二次加工・追加工をした方が安く済むとご紹介しました。しかし、部品の形状や要望する二次加工・追加工の方法や精度によっては、切削の工程が増えてしまい、規格品の仕入れ単価以上に二次加工・追加工の費用がかかってしまうことがしばしばあります。
二次加工・追加工は原則図面を用いたオーダーメイドとなるため、切削工場によっては請け負うことが難しい設計であったり、高価な工作機械を使わないと達成できない精度であったりすることもコスト高になる要因であったりします。
フィリールでは金属・樹脂の切削による二次加工・追加工を積極受注
大阪に本社を置く弊社フィリールは切削を専門としている製造業ですが、数多くの提携先があるため、切削以外の工程含めて図面から製品化までお手伝いさせていただきます。また、金属や樹脂のメーカー規格品の二次加工・追加工も積極的に請け負っており、簡単な穴あけや削りから高い精度の寸法を出す加工も請け負っております。
二次加工・追加工の量産も可能。低予算・短納期ができる理由
フィリールでは大阪本社工場、及びベトナム工場にて通常の二次加工・追加工を請け負っています。数千個単位であればどちらかの工場で賄えるのですが、1万個単位の場合は、弊社代表が取締役副社長を兼任している中国の大規模部品生産工場で請け負うことができます。
また、ベトナム工場で二次加工・追加工の依頼を請け負うことによって、依頼企業にとっては大きなコストダウン化を図ることができます。コロナ以降、物流も徐々に改善されているので、短納期で請け負うこともできます。
金属や樹脂のメーカー部品の二次加工・追加工を検討されている調達関係者は、是非一度フィリールにご相談ください。