近代化に伴い、部品は年々精密さを求められるようになり、製造業も技術だけではなく数千万円の設備投資を余儀なくされたり、プログラミングの知識、CADの制作スキルなどが技術者に必要となりました。
そのため半導体のような精密さが重要な部品加工を請け負える工場も限定されており、依頼主となる企業やメーカーは、末永く取引できる製造業を見つけるのに四苦八苦している様子がうかがえます。
一方で大阪に本社を置くフィリールでは、他の工場で断られるような精密な金属部品の加工に実績がございます。精密部品加工をお求めのメーカーや調達関係者の方は、まずはお気軽にご相談ください。
目次
金属加工における精密部品とはどのくらいの精度?
金属加工における精密部品とは、マイクロメートルの精度を追う加工を一般的に指します。具体的に〇ミクロンの精度を追求するかは工場によって異なりますが、例えば穴精度ならば0.005mmに対応できるなどと、工場によって強みがあります。また、金属の材質によっても「真鍮の精密部品はできるがチタンは駄目」といった得手不得手もあるのも精密部品加工の特徴でもあります。
どんな業界・業種で金属の精密部品は使われている?
このような数ミクロン単位の精度を求める精密部品は、近代のハイテク産業と呼ばれる自動車、航空、宇宙、医療、IT業界で使われています。そのため、精密部品加工を依頼する工場を選ぶ際は、単純に要望の精度を出せるか否かだけではなく、業界に対しての知識や実績もある程度求められます。
精密な部品加工でも常にコストダウンを求められるメーカーの悩み
精密な部品加工を製造業に依頼する場合、マシニングセンタや複合加工機のような高価な工作機械を使い、時間をかけて部品加工を行うため、どうしてもコストは通常よりも上がってしまいます。高い精度を要求する場合は、不良率も上がりますし、切削の工程が増えたり、使える工作機械も決められてくるので、こちらもやはりコスト高となる要因となります。
しかし、依頼主であるメーカーは、常にコストダウン化を目指しているので、なかなか製造業と折り合いがつかない場面が見受けられます。
精密な金属部品の加工は切削加工へ。金型成形とは異なる強み
部品を加工する際は、転造と呼ばれる金型を使った加工方法と、1つひとつ削り加工をする切削加工の2種類があります。転造は金型を作る分初期コストは高くなりますが、スピードが速いため量産に適しています。しかし、転造のような金型を作る場合は、精密な設計や複雑な加工に対応することができません。そのため、精密さを求める高精度な部品切削を希望する場合は、多くの事例で切削加工が用いられています。
精密な部品加工はフィリールにご相談を。コストダウン化を実現します
フィリールはマシニングセンタをはじめCNC旋盤、フライス、複合旋盤、5軸加工機など、精密な部品加工を制作するあらゆる切削工作機を完備しております。また、単純に品質のいい部品を提供するだけではなく、依頼主の求める予算、納期を叶えるよう、事前に綿密な打ち合わせをもってしてご提案させていただいております。
切削におけるコストダウンのポイントは「設計図の簡素化」が一番おすすめです。たくさんの工具を使ったり、複雑な切削を求めればそれだけ費用は高くつきます。また、高額な工作機械を使えば精密な部品加工は比較的容易に可能となりますが、その分機械チャージが高くなり、コスト高となります。弊社フィリールには精密の金属部品加工の実績が豊富な技術者が在籍しているため、可能な限りコストを抑えた切削加工が可能となるのが強みです。
金属の精密部品は通販はおすすめしない理由
金属の精密部品を通販で購入を考えている方もいるようですが、通販は一般的に運営元が10~20%の手数料を持っていくので、手軽ではあるもののコスト面で優位性があるとは言い切れません。また、規格通りでなかったり、補償を受けられなかったりする場合もあり、購入者が泣き寝入りする事例もよくあります。
特に近年の金属部品の精密化を受けて、多くの部品が通販で売っている既製品とは規格が合わなくなり、「通販で探しても見つからないから」という理由で弊社に問い合わせをしてくる方も多くなってきました。
精密部品のオーダーメイドは試作から請け負います!
精密部品を開発製品用に特注する際は、まず最初に試作品を作ることになります。試作品を専門とする業者に依頼すると、試作品の価格は安くなりますが、その一方で本生産は別の複数の業者に依頼することが多いため、量産化におけるコストは実は相場以上に高いこともしばしばあります。また、試作段階で作った工程と本生産の工程で若干の違いが発生し、納品されたものが規格に合わない、といったトラブルがあることも普通です。
弊社フィリールは切削の専門工場ですが、他の工程も協力工場に委託し、弊社で一元管理をすることができます。試作段階から精密部品の本生産を見据えた図面を作成して加工方法を決めることにより、本生産後のギャップが少なくなり、量産にも支障がでないようにすることができます。
精密な部品加工は切削だけではなく、すべてを一気通貫でご依頼ください
精密な部品加工に対して大きなコストダウンを求めるさい、切削だけでは限界がありますので、その他の切断や熱処理、表面処理などを一気通貫で請け負わせていただければ、その分コストダウンできる材料が増えますので、精度や品質を変えずに見積もりに反映させることができます。
フィリールは大阪を本社に全国のお客様から部品加工を請け負っております。量産・数物であれば弊社所有のベトナム工場にて切削を請け負うこともできます。精密な部品加工の製造業を探している方は、是非一度フィリールまでお問合せください。